効果が高く何かと便利なダイアコート軟膏ですが、その効き目の強さ故に使用方法を間違うと、思いもよらない症状を引き起こすことが有ります。

これを読んで「そうなんだ、でも私は大丈夫よ」なんて、思っていませんか?

実は、間違った使用方法は誰でもやりがちな使い方です。

もしかしたら、貴方もふとした時に間違った使用方法で、ダイアコート軟膏を使ってしまうことも充分考えられます。

この記事では、そんなダイアコート軟膏の使用上の注意を紹介していきます。

これを読めば、ダイアコート軟膏を適切に使うことができるようになるでしょう。

間違った使用方法とは?

間違った使用方法、その1

妊婦さんは注意
妊婦さんは使わない方が良い
一時的な使用なら問題は有りませんが、数ヶ月にも渡る長期間の使用は胎児に悪影響を与えることが有るので避けた方が良いでしょう。

間違った使用方法、その2

赤ちゃん、高齢者の利用には注意が必要
赤ちゃんは使わないで
赤ちゃんは皮膚が弱いので、深く考えずに塗ると副作用が起こることが有ります。そのため、使用する際は、医師に相談してから利用するのが良いでしょう。また、高齢者の方は皮膚に薬剤が長く留まる傾向に有り、ステロイド剤の効果が効きやすいですが、その反面副作用も出やすいので利用には注意が必要です。

どちらの場合も、安全の為にダイアコート軟膏よりも、弱いステロイド剤を利用した方が良いでしょう。





間違った使用方法、その3

病気を治す訳ではない

ダイアコート軟膏は炎症を抑えるのであって、炎症の原因を治す訳では有りません。

そのため、何度も炎症を繰り返してはダイアコート軟膏で抑え込むことを繰り返しても、問題は解決しないので、症状を繰り返すようなら病院にいって診察を受けた方が良いでしょう。

間違った使用方法、その4

感染症には絶対に使わない

ダイアコート軟膏に限らず、ステロイド剤を感染症に使うと感染症を悪化させます。

それも、強いステロイド剤で有る程感染症を悪化させてしまいます。

ダイアコート軟膏は強い効果が有るステロイド剤なので、感染症の部位には絶対に使ってはいけません。

また、そもそも何故、ステロイド剤が感染症の部位を悪化させてしまうのか?というと、ステロイド剤は体の免疫機能で有る炎症を抑える効果が有ります。

そして、炎症を抑えるので、アレルギー反応に対して有効な効果を発揮します。

しかし、その炎症が感染症によるものだとステロイド剤の効果が裏目に出ます。人の体は細菌による感染症を起こすと炎症を起こすことで感染症を撃滅します。

しかし、ステロイド剤によって炎症を抑えることは、体の免疫機能をブロックすることになり、感染症を抑え込むことができなくなり、感染症が悪化するのです。

そして、ダイアコート軟膏は強力に炎症反応を抑え込むので、感染症に使用すると、感染症は体の免疫機能を殆ど無視した状態になり劇的に悪化します。

まとめ

ダイアコート軟膏は使い方を間違うと、症状を悪化させてしまうことも有ります。

上手く使うためには、使用方法をよく確認し、適切に使うことが大切だと思います。