と、言われても、専門的知識を持たない普通の人には、具体的にどのくらい強力なのか分からないのではないでしょうか?
この記事では、そんな疑問にお答えするために、ダイアコート軟膏の強さについて解説していきます。
これを読めば、ダイアコート軟膏の強さを分かるだけで無く、各ステロイド剤の強さ関係も分かるでしょう。
そもそもステロイド剤の強さとは?
ステロイド剤には含まれる副腎皮質ホルモンの量が商品に記載されています。
ダイアコート軟膏 0.05%
のようにです。
そのためステロイド剤の強さといえば、含まれる副腎皮質ホルモンの量に比例すると思っていませんか?
実は、そうでは無いのです。
ステロイド剤の強さは、そのステロイド剤を塗った際に、体に吸収され易い度合いによって強さが決まります。
つまり、ステロイド剤の強さは、副腎皮質ホルモンの量では無く、体に吸収されやすいかどうかで決まるのです。
ダイアコート軟膏は強力?
ステロイド剤の強さは
- strongest(最も強力)
- very strong(かなり強力)
- strong(強力)
- medium(中程度)
- week(弱い)
の5段階で表されます。
ダイアコート軟膏は、この中で1.strongest(最も強力)にカテゴライズされており、非常に強力なステロイド剤とされています。
その他の主なステロイドをカテゴライズして記載していきます。
1.strongest(最も強力)
- ジフラール軟膏
- ダイアコート軟膏
- デルモベート軟膏
2.very strong(かなり強力)
- マイザー軟膏
- ネリゾナ軟膏
- フルメタ軟膏
- トプシム軟膏
- ブデソン軟膏
- テクスメテン軟膏
- リンデロンDP軟膏
3.strong(強力)
- ボアラ軟膏
- フルコート軟膏
- プロパデルム軟膏
- ベトネベート軟膏
- リンデロンVG軟膏
- リドメックスコーワ軟膏
4.medium(中程度)
- アルメタ軟膏
- ロコイド軟膏
- レダコート軟膏
- キンダベート軟膏
- ケナコルトA軟膏
5.week(弱い)
- コルテス軟膏
- ベータメサ軟膏
- オイラックスH
- プレドニゾロン軟膏
- テラ・コートリル軟膏
各製品のジェネリック品に関しては、先発薬と同じランクにカテゴライズされます。
まとめ
この記事では、ステロイド剤の強さやダイアコート軟膏の強さについて解説してきました。
ここで解説したように、ダイアコート軟膏は、非常に強力なステロイド剤です。
使用の際には、使用上の注意をよく読み、医師の指示された通りに使用し、もし、使用中に異常を感じた際には、使用を中止し医師に相談した方が良いでしょう。